平成会の技術とプロフェッショナル

KTSM(口から食べる幸せを守る)

一般的に、食事は口から摂取しますが、加齢や病気により口から食べることが難しくなってしまうご高齢者は少なくありません。そうした方々にとって、栄養を摂る手段として点滴や胃ろうなどの医療技術があります。しかし、食事は口から食べることで美味しさを味わい、幸せを感じ、生きる活力となるのです。このため、口から食べることの重要性を理解し、可能な限りそれを支援することが大切です。

利用者様が自分の口から食事を楽しむための食事介助技法「KTSM」は、「口から(K)食べる(T)幸せを(S)守る(M)」の略です。この技法を用いることで、点滴や胃ろうに頼らざるを得なかった方々も、口から食べる幸せを持続できるようになります。KTSMは、食事を口に運ぶスプーンの形状、食事環境、介助職員の位置、テーブルの配置、利用者様の姿勢、手の添え方、お声かけの仕方など、科学的・医学的根拠に基づいています。定期的な研修を受けて、介護現場で実践されています。

平成会では、食事介助を単なる作業と捉えず、利用者様が五感を使って「食べる幸せ」を追求できるように配慮しています。具体的には、調理する音を聴き、食材の彩りを視覚で楽しみ、香りを嗅ぎ、舌触りや味を味わうことで、食事を通じて生活の楽しみを感じていただけます。このような介助技術により、利用者様が食事を楽しむことで生活の質が向上することは、非常に素晴らしいことだと考えています。

この技術のスタッフ

FURUHATA IZUMI

古畑 泉美

KTSM(口から食べる幸せを守る)

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