Q. ⼊社したきっかけ
最初は証券会社に勤め、その後公務員として働きました。その後、生肉業と焼肉・レストランのオーナー業を経て、平成会に入職しました。福祉は3K職種と言われますが、高齢化社会で需要があると感じ、興味を持ち入職しました。
Q. 平成会の印象
職員の雰囲気がとても良く、良い人たちが多いのが印象的でした。上司もメリハリがあり、ダメなところはしっかり指導してくれます。仕事の細かい部分も見て指導してくれ、最低限のルールの中で自由に探究しながら進めることができ、その過程を上司が補正してくれる感じです。上司は普段から常にいるわけではありませんが、必要な時にはしっかりと出てきて指導してくれます。また、社員同士のコミュニケーションもしやすく、組織的に良い環境だったため、ここまで続けてこられました。
Q. 普段の仕事でやりがいを感じること
長く働いていると、利用者様に対する気持ちが自然と入ってきて、この人たちと一緒に生活していきたいという気持ちが強くなり、楽しく感じるようになりました。特にユマニチュード®の存在が大きく、最初は「これなんなの?」と思っていましたが、学ぶうちに利用者さんに寄り添う気持ちが自然と芽生え、体も自然に動くようになってきました。その結果、利用者さんの本質的な気持ちを汲み取れるようになり、仕事も良い方向に進み、自分も穏やかになってきました。
Q. いちばん⼤変だったこと・嬉しかったこと
一番大変だったことは、コロナが流行した時です。感染症予防を徹底しても施設内で流行してしまい、防護服を着用しながら対応しました。 一番嬉しかったことは、利用者さんの誕生日に100歳を迎えた方がいた時です。その瞬間、自分もすごく嬉しく感じました。過去には107歳まで生きた方もいて、大正時代の人たちと一緒に生活することでエネルギーをもらえました。私の担当するユニットでも、6人が100歳を超えており、その存在が日々の励みになっています。
Q. 仕事を始めて慣れるまで
私は幸運にも、様々な業種や役職(下積みからオーナーまで)を経験してきたので、入職してからも慣れるまで苦労しませんでした。ただ、入職した時は50歳で、リーダーが年下の人が多かったため、最初の2〜3ヶ月はその点に慣れるのに少し時間がかかりました。 利用者さんとの関わり方の技術的な部分は未経験でしたが、平成会が取り入れたユマニチュード®などの研修を通じて、自然に学ぶことができました。周りの職員も同様に技術のレベルが上がっているため、自分も一緒に技術や質が向上しています。
Q. 平成会の働きやすさ
今は毎日の仕事に慣れ、マニュアルのようにスムーズにこなせていますが、それ以外にも自分の好きなことを楽しむ機会があります。例えば、利用者さんの誕生日企画を自分で立案し、「何が食べたい?」と聞いたところ、多くの方がステーキを希望しました。私は肉屋の経験があるため、安価で仕入れる方法を知っていましたので、それを活用してご提供しました。利用者さんも非常に喜んでくれました。 こうした企画や提案を可能な範囲内で任せてもらえるので、働きやすさを感じています。
Q. 今後の⽬標
平成会の定年が65歳になり、正職員としてまだ働けることになり(現在61歳です)今以上に介護技術のレベルを上げ、エビデンスに基づいた介護を提供するため日々精進したいと思います。
実家が農業を営んでいるので、休みの日は農作業を手伝うことが多いです。また、石川、東京、名古屋、沖縄などに旅行に行くことも楽しみです。地元の箕輪では、近場で友達と飲みに行くこともよくあります。
介護老人福祉施設は、主に要介護3以上の認定を受けた65歳以上の高齢者が入所できる介護保険施設のことです。介護保険施設には、ほかにも介護老人保健施設・介護医療院がありますが、介護老人福祉施設は、常に介護が必要となった利用者様のための生活施設という位置づけです。「特別養護老人ホーム」とか、それを略して「特養」とも呼ばれます。 ここでは、常に介護が必要となった利用者様に対し、施設内において、日常生活の介護や支援を提供しています。人生最期の家ともいわれ、利用者様の最後まで寄り添い、お看取りをさせていただくことも多い施設です。 介護老人福祉施設は、「ユニット型」と「従来型」の2つに大別されます。 平成会では、「さわらび」が従来型です。広いフロアに幾つもの居室が並んでいるのが特徴です。主には多床室で、2~4人程度が同じ居室で生活します。大人数の利用者様に対して大人数のスタッフで介護を行います。それだけに、職員同士の連携・協力が求められますから、そこでチームワークが醸成され、職場の連帯感が高まるのが特徴です。