Q. ⼊社したきっかけ
私は新潟出身で、最初は栃木県宇都宮市の病院で看護師として働いていました。その後、旦那さんの転勤を機に長野県に移り住み、平成会に入職しました。長野に来た当初は子供が小さかったため、夜勤での仕事が難しく、ハローワークで日勤中心の看護師の仕事を探していたところ、平成会を見つけました。2024年7月で入職して4年になりますが、長野県の生活にもだいぶ慣れて、楽しく過ごしています(笑)。冬はやはり寒いですが、それも含めて楽しんでいます。
Q. 平成会の印象
職場環境として、非常に働きやすいと感じています。介護職、看護師、ケアマネージャーが揃っていて、普段は特に看護師との連携が多いですが、和気あいあいとした雰囲気があります。殺伐とした空気はなく、皆が楽しそうに働いている印象を持っています。過去に病棟での勤務経験があるため、病院ではどうしても緊張感があり、ピリついた雰囲気になることが多かったですが、今の職場は心にゆとりを持ちながら働ける、落ち着いた環境だと感じています。
Q. 普段の仕事でやりがいを感じること
普段は有料老人ホーム「せせらぎ」で看護師として、利用者さんの体調管理や薬の管理が主な仕事ですが、病院受診の際の付き添いも行っており、救急で他の病院に付き添うこともあります。
病院で働いていた時は退院がゴールとなり、そこにやりがいを感じることが多かったですが、施設では利用者さんにとって「第二の家」のような場所になります。利用者様の人生の最後まで寄り添う機会が増え、お看取りも多くなりますが、ご家族から「最後にここで生活できてよかった」と感謝の言葉をいただくと、安心感を覚え、やりがいを強く感じます。
Q. いちばん⼤変だったこと・嬉しかったこと
一番大変だったことは、利用者さんの急変で救急車に同乗し、連携している桔梗ヶ原病院以外に搬送される時です。自分も焦る中で、ご家族にその状況を報告する際、どう伝えればご家族が焦らず、冷静に受け止めてもらえるかを考えながら説明することに大きな緊張感があります。また、夜間に呼び出されることもあり、特に子供が小さい時期はプライベートとの両立が大変でした(今では家族も理解してくれています)。
一番嬉しかったことは、利用者さんのご家族から「最後ここで生活できてよかった」と言っていただいたときです。ご家族の安心につながることで自分もやりがいを感じます。また、利用者さんから日常的に「看護師さんに見てもらえてよかった」と感謝の言葉をもらう時も、心から嬉しく思います。
Q. 仕事を始めて慣れるまで
病棟時代と比較すると、「せせらぎ」のような施設では、器具の使い方や管理が徹底しているものの、在宅医療がメインとなるため、医療現場ほどの設備や道具がなく、限られたものを活用する必要があります。医療機関では常に医師がいて指示を仰げますが、施設では自分が介護職員から質問され、指示を出す立場になるので、その役割に慣れるまでに時間がかかりました。ただ、先輩たちはとても気さくで親しみやすく、分からないことは気兼ねなく聞くことができました。そのおかげで、特にストレスなく、新しい環境に順応し、学んでいくことができたのは大きな助けになりました。
Q. 平成会の働きやすさ
子供がまだ小さく、主人の帰りも遅い中で、子供が熱を出したり体調を崩した時に休まなければならないこともありますが、職場は臨機応変に対応してくれて、理解もあるのでとても働きやすいと感じています。また、何か問題があった時にも気軽に相談できる環境が整っているのがありがたいです。従業員同士の仲も良く、楽しく働ける雰囲気があるのも、働きやすさの大きなポイントだと思います。
Q. 今後の⽬標
興味のあることがたくさんあり、資格取得にも挑戦したいと思っています。特に今一番勉強したいのは、褥瘡(じょくそう)に関する知識です。退院して入居される利用者さんの中には、褥瘡を抱えている方が多く、そういった方々に適切に対応できるよう、褥瘡ケアや薬の使い方、軟膏外用薬の適切な使用方法などを学びたいです。資格取得だけでなく、施設では様々な疾患を持つ利用者さんがいるため、十人十色の症状や薬に対する知識を深め、自分の引き出しを増やしていきたいです。それによって、どんな状況でも慌てることなく、迅速かつ適切に対応できるようになりたいと思っています。
シフト勤務なので、家族と休みが重なることは少ないですが、休日が家族で揃ったときは子供が車に乗るのが大好きなのもあって、みんなでドライブに出かけます。また、夫婦で写真を撮るのが趣味なので、暖かい季節には山や美ヶ原の雲海を撮りに行ったりしています。共通の趣味があるおかげで、夫婦で陶芸作家さんのお店を訪れたり、秋にはクラフト市や植物園に出かけたりして、趣味の時間を一緒に楽しんでいます。
当施設は、高齢者の皆さまが安心して暮らせる「有料老人ホーム」を運営しています。有料老人ホームには大きく分けて、以下の2つのタイプがあります。
住宅型有料老人ホーム
比較的自立度の高い方や、要介護度が軽い方を対象とした施設です。
日常の生活支援は行いますが、介護サービスについては外部の事業者が提供する仕組みになっています。そのため、スタッフが日常的に介護業務を行うことは基本的にありません。
「高齢者の安心・快適な暮らしをサポートする」という視点で、見守りや生活相談、レクリエーションの運営などが主なお仕事になります。
介護付有料老人ホーム
介護が必要な方を対象とした施設で、24時間体制で介護サービスを提供しています。
ご入居者さま一人ひとりのニーズに合わせた介護計画をもとに、日常の介助(食事・入浴・排せつなど)や健康管理、生活支援を行うのがスタッフの役割です。
チームで連携しながら、ご入居者さまにあわせた「らしさのある生活」をサポートできる、やりがいのある環境です。