シーティングを
会得したことで、
仕事との向き合い方に
どんな変化が出ましたか？

入院患者を見ている際、以前は主に歩行や関節の可動域に注目していましたが、高齢者では座る時間が増えることに気づき、座る姿勢の重要性を再認識しました。座る姿勢が安定していないと他の活動が難しくなるため、この視点を取り入れたことで新たな発見があり、支援方法も多様化し、パフォーマンスが向上したと感じています。

シーティングは、
あなたにとって
どんな存在ですか？

自分の技術が増えることで、自身の選択肢が広がり、それが利用者さんの人生の選択肢を増やすことにもつながると考えています。たとえば、もしシーティング技術がなければ、利用者さんの選択肢も限られてしまいます。だからこそ、この技術は自分の可能性を広げると同時に、利用者さんの選択肢を増やすために重要だと感じています。

シーティングがなかった時、
どんなことが起こってしまう
リスクがありますか？

シーティング技術を法人全体や自分が学んでいなければ、「座ること」を前提とした生活が難しくなり、利用者さんが今できていることもできなくなりがちです。その結果、病気にかかりやすくなり、豊かな生活を送ることが困難になる可能性が高いと感じています。この技術は、利用者さんの健康維持と生活の質向上に欠かせないと実感しています。

シーティングを通して
実現したい世界観は？

リハビリ職が主に担当しているシーティングですが、平成会では専門職だけでなく、介護士や看護師など全ての職種がシーティング技術を学び、座る姿勢の異変に気づけるようになることが重要だと考えています。この考え方を会全体に広めることを目指し、自分もその方針に共感しており、実現に向けてさらに貢献していきたいと思っています。

あなたにとって
プロフェッショナルとは？

プロフェッショナルとは結果を出せる人だと思いますが、私たちの場合、その結果が「利用者さんの幸福」であってこそ、プロの仕事ができたと言えると考えています。支援のプロセスも大切ですが、最終的に利用者さんにプラスの要素を還元できたときに初めてプロの仕事が達成されると感じます。日々この目標を意識しながら取り組んでいます。